スマホで動画撮影を上手に!初心者でも押さえたいポイント完全ガイド

動画がスマホに眠っていたり、自分ばかりが撮影係になってしまったりして、思い出をうまく動画で残せないと感じていませんか?この記事では、スマホで動画撮影する際のポイントや編集するコツを解説します。記事を読めば、誰でも見返したくなる動画が手軽に作成可能です。

スマホ動画は、少しの工夫と機材で見栄えが良くなります。大切な家族の「今」を、もっと素敵に手軽に残しましょう。

目次

スマホで動画撮影する際のポイント

スマホで動画撮影する際のポイントは以下のとおりです。

  • 手ブレ補正機能を活用する
  • カメラワークを意識する
  • 適切な撮影モードを選ぶ
  • 明るさとホワイトバランスを調整する
  • 解像度とアスペクト比を調整する

手ブレ補正機能を活用する

カメラの手ブレ補正機能を上手に活用すると、見やすい映像が撮影できます。撮影中はスマホを両手でしっかりと持ちましょう。脇をしめて体全体でカメラを支えるように持つと、より安定した撮影ができます。歩きながら撮影する際は、静かに歩くことを心がけましょう。

手ブレ補正の性能が高いスマホを選ぶことも、きれいな動画を撮るための方法の一つです。撮影後にブレが気になった場合でも、編集アプリを使ってブレを軽減できる場合もあります。
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カメラワークを意識する

カメラワークを意識すると、プロさながらの動画になります。撮影時はカメラを動かさずに安定させましょう。カメラを左右に振る「パン」や上下に振る「チルト」などの動きは、ゆっくりとなめらかに行います。急な動きは目の疲れを引き起こします。

スマホのズーム機能は画質が低下する場合があるため、自分で動いて被写体との距離を調整しましょう。子どもの目線に合わせたり、少し高い位置から見下ろしたりしてアングルを変えると、映像の印象が変わります。画面を縦横に三分割した線の交点に主な被写体を配置する「三分割法」は、バランスの良い構図作りに役立ちます。

画面が傾いていると不安定な印象を与えるため、背景の建物や地面のラインを目安に、水平・垂直を保って撮影すると効果的です。子どもが走ったり遊んだりする場面では、被写体を追いかけるようにカメラを動かすと、臨場感あふれる映像になります。

適切な撮影モードを選ぶ

スマホには、さまざまなシーンや表現したい内容に合わせて選べる便利な撮影モードが多数用意されています。スマホの撮影モードを活用すると、特別な技術や編集ソフトに頼らなくても思い出をより感動的な形で残すことが可能です。スローモーション機能を活用すれば、メリハリのある動画が撮影できます。

スマホの撮影モードを上手に活用すると、撮影の楽しみも広がります。

明るさとホワイトバランスを調整する

明るさとホワイトバランスを調整すると、自然な色合いで子どもの表情がはっきり撮影できます。ホワイトバランスは、光の色合いを調整する機能です。ホワイトバランスが合っていないと、不自然な色味になる場合があります。明るさを調整する際は、撮影画面で明るさの基準にしたい場所を指で軽くタッチしましょう。

太陽のマークが表示されたら、上下や左右にスライドさせ、画面全体の明るさを調整します。暗い場所で無理に明るくしすぎると、映像の画質が荒れてしまう場合があります。逆光のときは顔が暗くなりがちなため、明るさを意識して調整しましょう。ホワイトバランスは多くの場合、自動設定になっています。

動画の色味が不自然だと感じた際は、撮影場所の光の種類に合わせて設定を選び直しましょう。屋外であれば「太陽光」や「曇り」、室内であれば「蛍光灯」や「電球」など、光の種類に応じた設定があります。

解像度とアスペクト比を調整する

視聴する場所やデバイスに応じて、動画の解像度やアスペクト比(画面の縦横比)を調整すると、より見やすい映像になります。解像度やアスペクト比が合っていないと動画が見にくくなったり、大切な部分が画面から切れてしまったりする場合があります。

スマホの画面で気軽に見るなら、フルHD(1080p)で十分です。インスタグラムやTikTokなどのSNSに投稿する際は、スマホを縦に持ったときの縦長の画面(9:16)で撮影しましょう。YouTubeにアップしたり、テレビで観たりするなら、横長の画面(16:9)で撮影すると動画が観やすくなります。

子どもをスマホで動画撮影する際のポイント

子どもをスマホで動画撮影する際のポイントは以下のとおりです。

  • 子どもにピントを合わせる
  • ストーリー仕立てで撮影する
  • 短いクリップを連続で撮影する

子どもにピントを合わせる

子どもにしっかりピントが合っていると、動画全体の印象が良くなります。ピントがしっかり合っている動画は満足度が高く、編集もしやすくなります。スマホの顔認識オートフォーカスや、被写体を追いかけてピントを合わせ続ける追尾機能を活用しましょう。

明るい場所で撮影するとカメラがピントを合わせやすくなり、子どもの表情もより鮮明に映ります。子どもと背景の間に少し距離を取ると、背景が適度にぼけて子どもが引き立ちます。

ストーリー仕立てで撮影する

ストーリー仕立てで撮影すると、動画を見返したときに撮影時の出来事や気持ちがより鮮明によみがえります。場面をバラバラに撮るのではなく、お出かけの始まりから終わりまでを一つの物語として捉えて撮影しましょう。

子どもへの「すごいね」「頑張ったね」などの声かけや会話もそのまま記録すると、温かい雰囲気が伝わります。お出かけ全体を一つのストーリーとして捉えて撮影することで、特別な編集をしなくても心に残る動画が完成します。

短いクリップを連続で撮影する

長回しの動画は見返しや編集が大変な場合があるため、短いクリップを連続で撮影すると編集時の手間を省けます。短いクリップをたくさん撮っておけば、必要な部分だけをつなぎ合わせるだけで見ごたえのある動画が簡単に作れます。1つのクリップを5~10秒くらいの短さで撮影しましょう。

同じシーンでも、カメラのアングルを変えたりズームの倍率を変えたりすると、動画の印象が大きく変わります。撮影の合間に人に頼んだり、三脚を使ったりして、自分も動画に映り込む機会を作りましょう。

スマホで動画撮影する際に役立つ機材

スマホで動画撮影する際に役立つ機材は以下のとおりです。

  • スマホ用三脚
  • 自撮り棒・ジンバル
  • 外付けレンズ
  • 照明機材
  • スマホ用マイク

スマホ用三脚

スマホ用三脚を使うと手ブレを抑えられるだけでなく、撮影の自由度が格段に上がります。軽くてコンパクトに設計されている三脚も多く、お出かけの際にも邪魔になりません。三脚は同じ場所にカメラを置いて撮影する「定点撮影」の際にも役立ちます。

三脚を使えば低い位置からのアングルや、普段とは違う角度からの撮影も可能です。撮影者の両手が自由になるため、子どもと一緒に遊びながら自然な笑顔や会話をそのまま動画に収められます。

自撮り棒・ジンバル

動画の撮影時に自撮り棒やジンバルを使うと動きながら撮影しても、プロ並みの映像を残せます。自撮り棒やジンバルは以下のシーンで撮影する際に役立ちます。

  • 走り回る子どもを追いかけながら撮影するとき
  • 家族旅行で記念撮影をするとき
  • 動き回る子どもをフレームに収め続けたいとき

自撮り棒には手元のリモコンでシャッターを切れるタイプもあります。一部のジンバルには、被写体を自動で追いかける機能が付いています。1台で自撮り棒とジンバルの機能を備えた便利なモデルも登場しており、お出かけ時の荷物を減らしたい方におすすめです。

外付けレンズ

外付けレンズを使うと映せる範囲や雰囲気が変わるため、表現の幅が広がります。クリップ式で手軽に取り付けられ、持ち運びしやすいものも多くあります。レンズの種類は以下のとおりです。

  • 広角レンズ
  • 望遠レンズ
  • マクロレンズ

広角レンズはスマホカメラよりも広範囲を映せるため、家族みんなでのお出かけや、きれいな景色も一緒に動画に収められます。望遠レンズは遠くにいる子どもの表情も大きくはっきりと撮影できます。運動会や発表会で、子どもの頑張る姿を残したいときにおすすめです。

マクロレンズは花や小さな虫、子どもの指先など小さな世界を大きく映せるため、新しい発見を子どもと一緒に楽しめます。魚眼レンズやアナモルフィックレンズなどの個性的なレンズを使えば、ユニークな動画を撮影することが可能です。
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照明機材

動画撮影時に照明機材で補助的な光を加えると、子どもの表情を明るくはっきりと映し出せます。クリップ式のLEDライトは、スマホに直接取り付けられます。リングライトは顔全体を明るく照らし、瞳にキラキラとした光を入れることが可能です。照明器具を選ぶ際は、コンパクトで充電式なものを選びましょう。

照明機材には明るさや光の色合いを調整できる多機能なタイプもあります。

スマホ用マイク

スマホ用マイクは子どもの声をクリアに残すための機材です。スマホ用マイクを使うと、子どもの小さな声や家族の会話もきれいに録音できます。公園や運動会などの周りが少し騒がしい場所でも、聞きたい音をしっかり拾い、邪魔な音を小さくしてくれます。

風が吹いている屋外で撮影する際も、風の音を抑える専用のカバーが付いているマイクを選べば安心です。スマホへの取り付けや接続は簡単なので、機械の操作が苦手な方でも使用できます。ワイヤレスタイプのマイクなら、自由に動きながら撮影できます。

スマホで撮影した動画を編集する際のポイント

スマホで撮影した動画を編集する際のポイントは以下のとおりです。

  • 編集アプリを活用する
  • 動画の色調を補正する
  • BGMや効果音を追加する

編集アプリを活用する

編集アプリを活用すると、専門知識がなくても手軽に高品質な動画を作成できます。テンプレートを選ぶだけで、おしゃれなオープニングやエンディングがついた動画がすぐに完成します。AIが動画の良いシーンを自動で選んでつなぎ合わせるため、編集時間を短縮可能です。

不要な部分のカットや複数の動画の結合も、画面をタッチするだけで行えます。完成した動画は、アプリから家族へ共有したり、SNSへ投稿したりできます。無料で使える編集アプリも多いため、手軽に活用可能です。
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動画の色調を補正する

編集アプリで動画の色調補正を行えば、映像の印象が良くなります。自動色調補正を行うと、アプリが自動で映像全体の色合いをちょうど良く調整してくれます。コントラストの調整を行うと、メリハリのある映像に仕上げることが可能です。

彩度の調整では、くすんで見える色も生き生きとした本来の美しい色合いに近づけられます。色温度を調整すると、好みの印象を作り出せます。おしゃれなフィルターは、動画をワンタッチで洗練された色合いや雰囲気に変えられる便利な機能です。

BGMや効果音を追加する

動画にBGMや効果音を加えると、動画の雰囲気を高められます。スマホ用の動画編集アプリには、音楽や効果音がたくさん備わっています。インターネットで著作権フリーのBGMや無料の効果音などを検索して、動画の雰囲気に合うものを選ぶのも効果的です。

BGMは、会話や環境音が消えない程度の音量に調整して加えましょう。音を徐々に大きくしたり、徐々に小さくして消していくなどのテクニックを使うと、自然な流れで音を加えられます。

スマホで動画撮影する際の注意点

スマホで動画撮影する際の注意点は以下のとおりです。

  • バッテリーとストレージを確認する
  • 撮影場所や時間帯を考慮する
  • 音声をクリアに録音する

バッテリーとストレージを確認する

撮影前には、スマホのバッテリーとストレージ(データを保存する空き容量)をしっかり確認しましょう。動画撮影中にバッテリーが切れたり、保存する場所が足りなくなったりするのを防ぐためです。外出時に持ち運びできるモバイルバッテリーも一緒に持って行くと、途中で充電が少なくなっても安心です。

ストレージは不要な写真や動画、使っていないアプリなどを消して、空きを増やしておきましょう。クラウドストレージを使ったり、SDカードを用意したりすることもおすすめです。

撮影場所や時間帯を考慮する

動画撮影時に適切な場所と時間を選ぶと映像も美しくなり、思い出がより良い形で残せます。動画撮影時は子どもが安全に過ごせる、見通しの良い場所を選びましょう。背景に生活感が出すぎないよう、スッキリした場所を選ぶと映像の質を高められます。

撮影する際は、他人の顔や個人情報が映り込まないよう配慮し、撮影が禁止されている場所でないか事前に確認してください。撮影の時間は明るい自然光が差し込む日中や、夕方前の柔らかい光の時間帯を選びましょう。逆光になる場所や顔に強い影ができる時間帯は避けます。

周囲の騒音が少なく、子どもの声がクリアに録れる場所や時間帯を選ぶことも、動画の質を高めるポイントです。人混みを避け、落ち着いて撮影できる時間帯を選ぶと、集中して良い映像を残せます。

音声をクリアに録音する

音声をクリアに録音すると、動画の思い出をより鮮明に残せます。映像の美しさも重要ですが、子どもの愛らしい声や生き生きとした音も大切な思い出の一部です。クリアな音声を録音するためのポイントは、以下のとおりです。

  • 静かな場所で撮影する
  • マイクを覆わない
  • 風向きに注意する
  • 雑音をなくす
  • 被写体と適度な距離を取る

特別な機材がなくても、少しの工夫で音声は良くなります。

まとめ

思い出動画を残す際は、ひと手間加えたり機材を上手に取り入れたりすることで、スマホでも簡単に高品質な動画を作成できます。スマホで動画を撮影する際は手ブレ補正機能を活用し、カメラワークを意識すると動画の質を高められます。

子どもを撮影する際のポイントは、ピントをしっかりと合わせ、短い動画をたくさん撮ってつなげることです。三脚やジンバルなどの機材を活用すれば、手ブレを防ぐだけでなく、撮影者も一緒に動画に映れます。撮ったままの動画も編集アプリを使えば、魅力的な動画に仕上げることが可能です。

動画に音楽をつけたり、映像の色をきれいにしたりすれば、プロ級の動画が完成します。撮ったままのデータも少し工夫するだけで、家族の思い出を何度でも味わえる大切な宝物になります。

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